福きたる福井

福井って何があるの??に答えます。福井に関心のある方の、ささやかなお手伝いになればと思っています。

RENEW(リニュー)前日、品出し陳列のお手伝い

 こんにちは。けいこころです。

 朝8時半、JR武生駅で迎えの車を待ちます。今日から5日間、RENEW(リニュー)の総合案内所であり、わたしが主にお手伝いさせていただくうるしの里会館へは車で30分かかります。つつじバスというJR鯖江駅とうるしの里会館をむすぶバスと、土日のみ無料シャトルバスが運行しています。

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 2017年10月11日、開催前日である今日は、中川政七商店期間限定ストアでのお手伝いです(写真が作業途中の様子です)。「RENEW(リニュー)×大日本市鯖江博覧会」内のみで出店するので、期間限定ストアというわけです。前日に商品の品出し、陳列を済ませ、明日から4日間の開店です。

 中川政七商店とは、大日本市博覧会を主催する創業301年、老舗の麻織物のメーカーです。大日本市博覧会は、中川政七商店が創業300周年だった昨年に第一回を行い、合計三か所のものづくりの産地で成功を収めました。そんな長い歴史をもつ老舗も、戦後はほかの伝統工芸品の衰退とともに厳しい状況にありました。戦後30年で、伝統産業全体での売り上げは5分の1に、産業従事者も減っていきます。

 そんななか、13代目社長中川政七が「日本の工芸を元気にする!」と掲げ、全国の工芸産地と手を組み、大日本市博覧会をはじめたのです。工芸と出会い、学び、体験することを通して工芸の良さを発信していこうという取り組みです。また、13代目社長は書籍も出版されていて、工芸の未来についてとても考えられている方です。

 午前9時、わたしが会場であるうるしの里会館に到着したときは、明日から売られる商品たちが半分陳列棚、半分段ボール箱といった感じでした。これを出して、並べて、見栄えよくするのが本日の作業です。f:id:keikokoro_fuku:20171019165832j:plain

 かわいらしい商品を箱から出していくのは、それだけでなんだかわくわくして楽しかったです。見ていてほっと落ち着くんですよね。この猫みくじは、ひとつ買って家にあります。

 ハンカチやポーチの柄はどこか懐かしく、もって手に馴染みます。鹿や小花の柄をよく覚えています。懐かしいのに古臭くないのは、温かみがあり、ときにはっきりと主張する色使いのせいでしょうか。

 段ボールを空にして片付けていくのが楽しかったのもありますね。雑然としていた店内がすっきり片付いていくのは気持ちがいいものです。陳列もほとんどでき、本日の作業は終了です。

 お客様が商品を手に取っているのが想像できます。それくらいかわいらしくて目を引く工芸品ばかりでした。オンラインショップものぞいてみてくださいね。

中川政七商店 オンラインショップ

http://www.nakagawa-masashichi.jp/

 それでは、あなたに福がありますように。