福きたる福井

福井って何があるの??に答えます。福井に関心のある方の、ささやかなお手伝いになればと思っています。

デザインの学校、XSCHOOL(エックススクール)

 こんにちは。けいこころです。

 

  10月28日、福井駅前のとあるビルの一室でXSCHOOL(エックススクール)が開講していました。午前11時からワークショップが始まり、受講者の表情は真剣です。ディスカッションから始まり、7つあるチームがそれぞれ発表します。終わったのは午後7時過ぎでした。

 

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 XSCHOOLとは、デザイナーによる価値創造の場というのでしょうか。福井県の企業との事業化を最終目標とし、自由な発想でアイデアを出していきます。2016年秋から福井で始まり、今年は20名ほどの受講生が県内外から集まります。見た印象では20代半ばから40歳くらいまでの若い方が多いようです。

 

 デザイナーの集まりといっても、チームごとのプレゼンを聞いているとそのことを忘れてしまいます。それくらい対象とする範囲が広く、受講生が考えるよう求められていることは(私が考えていた)デザインの枠を超えています。

 

 一カ月前にあった企業訪問を踏まえて今回の発表だったので、わたしはあまりついていけなかったところもあります。この一カ月で事業の種となるアイデアを50個出すというのが宿題だったらしく、はじめのディスカッションではその50個を10個に絞ってプレゼンのためにまとめる時間でした。貼られていくポストイットも大量でした。。

 

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XSCHOOLの様子

 正午過ぎから各チームのプレゼンがあり、昼休憩をはさんで全チームが終了したのは午後4時半でした。こうやって書くと30分休憩取っての4時間なので思ったより短いですね。でも、感覚値としてはもっと長時間活動したときの疲労を感じました。わたしは見学していただけなのに疲れていました。

 

 受講生や講師の真剣さ、集中力が高かったです。XSCHOOLについて知らされた時に、刺激をもらえる場所だと聞いていました。気持ちとしては、県内外に住む社会人の方が福井で何を生み出そうとしているのか、福井にどんな可能性を見出しているのかを知ろうという感じでした。

 

 実際は、働く若い人たちがぶつかっている悩み、なんとか新しい自分になろうとするもがきみたいなものが渦巻く空間でした。XSCHOOLに集まった20数人の参加の動機は様々で、きっとひとりひとりに新しいことに挑戦する理由や衝動があるのでしょう。その場で、じかに空気を感じなければわからなかったことです。

 

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いただいたバッジ

 福井市の「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト」の一環でXSCHOOLは開校されました。福井の魅力を知っていこう、伝えていこうという取り組みのなか、自由な発想で話し合いをして自らの課題も見つけていく活動になっています。

 

 受講生は働いている方ばかりなので、本業と、人によっては家庭を両立しながらの活動になります。

 

 3人1組でチームになり、プレゼンやディスカッションに取り組みます。

 

 全5回のワークショップと、最終発表会が東京と福井で行われる予定です。デザインの力で福井が盛り上がるといいですね!

 

 それでは、あなたに福がありますように。